NASAがカッシーニの最後の時を迎えるにあたり、ミッション全般とこの最後の軌道に関するトピックについて通信回線のよる会見を行いました。
その際音声だけではなくJPLの画像配信を組み合わせて説明しています。
その模様を動画で公開していますが、ほぼ1時間。
説明および質疑の会話が英語のスクリプトで表示されるとはいえ、聞き通すことはなかなか骨の折れる作業です。
普段見かけない画像や動画なども出てきますが、新事実の発表ではありませんでした。
この質疑応答の中で、カッシーニが土星大気に突入して燃え尽きるのですが、その際に観測がどの程度できるかという質問がありました。
解答として、カッシーニがものすごい高速で突入するので完全に燃え尽きるまで30秒から1分くらいだろうということです。
アルミニウムの部材が溶け出すまでに20秒くらい。最後まで残るのはイリジウムの部材だがもってもアルミニウムより30秒くらい。
つまり1分後にはすべて溶けてしまう。
カッシーニが土星大気に突入しながら、土星内部の様々な情報を送ってくれるのではないかという期待は持てそうにありません。
NASA Previews Cassini’s Grand Finale (news telecon with visuals)
Original air date: Aug. 29 at 11 a.m. PT (2 p.m. ET; 18:00 UTC/GMT) Media teleconference with visuals about spacecraft science and operations activities for the final orbits of NASA’s Cassini mission to Saturn. It included remarks from: Curt Niebur, Cassini program scientist, Headquarters, Washington Earl Maize, Cassini project manager, JPL Linda Spilker, Cassini project scientist, JPL
